『追放された転生重騎士』2話は、エルマがレベル差2倍のアランダエイプをゲーム知識で攻略し、重騎士の本当の強さを実戦で証明する回です。
第2話「脅威の猿蜘蛛」では、ラーナの群れとの戦いからアランダエイプ戦へ発展。第1話でエドヴァン伯爵家を追放されたエルマが、「欠陥クラス」と呼ばれる重騎士でどう生きていくのかを本格的に見せ始めます。
※この記事ではTVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』第2話「脅威の猿蜘蛛」の展開や結末に触れます。未視聴の方はネタバレにご注意ください。
『追放された転生重騎士』2話では何が起きた?あらすじを時系列で解説
第2話では、ラーナの群れを退けたエルマが、さらにレベル差2倍の魔物アランダエイプと遭遇し、前世のゲーム知識を使って格上攻略へ挑みます。
単なる「主人公が強敵を倒す回」ではありません。第1話で語られた「重騎士は本当は強い」というエルマの認識が、初めて具体的な戦術として視聴者の前に示される重要なエピソードです。
第1話でエドヴァン伯爵家を追放されたエルマにとって、第2話は「追放された後の人生」が本格的に動き始める回でもあります。
エルマは〈加護の儀〉によって〈重騎士〉を発現しました。
ところが、この世界の重騎士は防御に偏り、攻撃性能が低く、レベルを上げにくいことから「欠陥クラス」とまで呼ばれています。
代々〈剣聖〉を輩出してきたエドヴァン伯爵家では、その評価が決定的でした。次期当主になるはずだったエルマは居場所を失い、家を離れることになります。
しかし、本人は絶望していません。
追放をきっかけに前世の記憶を取り戻し、この世界が以前やり込んでいたVR対応オンラインゲーム〈マジックワールド〉と同じだと気づいたからです。
そして世間の常識とは反対に、エルマは重騎士が適切に育成すれば非常に強力なクラスになることも知っています。
第1話では、その事実はまだエルマの「知識」として語られる部分が中心でした。
第2話では、いよいよ「そのゲーム知識は本当に異世界でも通用するのか?」という答えを、実戦で見せていくんですね。
「城壁返し」でラーナの群れを退ける
物語序盤でエルマが見せるのが、重騎士のスキル〈城壁返し〉です。
冒険者アレスがラーナの群れに追われる中、エルマは戦闘へ加わります。
一見すると、攻撃力に乏しい重騎士が多数の魔物を相手にするのは不利に見えますよね。
ところがエルマは、重騎士の防御能力をそのまま「守るためだけの能力」とは考えていません。
〈城壁返し〉を使い、ラーナの群れを退けます。
ここで重要なのは、エルマが単純なステータスの高さで勝っているわけではないことです。
相手の攻撃、自分の防御力、そしてスキルが成立する条件を理解したうえで戦っています。
この「条件をそろえて能力を最大限に使う」という考え方が、本作のバトルを理解する大きなポイントになっています。
ゲーム好きの方なら、強い装備を持っているだけでは勝てず、「スキル同士の組み合わせ」や「発動条件」が大切だった経験がありますよね。
エルマの強さも、まさにそこにあります。
私はこのラーナ戦を、単なる序盤の小競り合いではなく、重騎士の評価基準そのものをひっくり返す最初の実演だと感じました。
世間では「攻撃力が低いから弱い」と判断されている重騎士。
一方のエルマは、「防御能力まで攻撃や反撃につなげられるなら評価は変わる」と見ています。
同じクラスを見ているのに、評価に使っている物差しがまったく違うんですね。
アレスはエルマの実力を認める
ラーナの群れを退けたことで、アレスのエルマを見る目も変わります。
アレスはエルマの実力を実際に目にし、重騎士だからという理由だけで軽視し続けません。
この人物配置は、個人的にかなり大切だと思っています。
追放系の物語では、主人公を見下す人物が登場し、その相手をすぐに見返すことで爽快感を作る構成もよくあります。
しかし第2話のアレスは、「重騎士なんて役に立たない」と延々と主人公を否定するためだけの役ではありません。
危険な状況ではエルマを心配し、実力を目にすれば評価を改めます。
つまりアレスは、この世界の一般的な冒険者が持っている常識を視聴者へ伝える第三者として機能しているように見えます。
エルマ本人が「自分はすごい」と繰り返すよりも、普通の冒険者が驚くことで、重騎士の異質な強さが客観的に伝わってくるんですね。
アランダエイプはなぜ強い?レベル差2倍でもエルマが挑んだ理由
アランダエイプが脅威なのは、エルマとのレベル差が2倍あり、通常なら新人が正面から挑むような相手ではないからです。
ラーナの群れを退けた直後、エルマたちの前に姿を現すアランダエイプ。ここから第2話は一気に緊張感を増していきます。
エルマには前世のゲーム知識があります。
しかし、ゲーム知識があるからといって、現在の能力値まで最強になっているわけではありません。
レベル差が大きければ、攻撃をまともに受けるだけでも危険です。
つまり第2話が面白いのは、「攻略方法を知っている」と「余裕で勝てる」はまったく違うと描いているところなんですね。
格上を倒せる可能性はある。
けれど、そのためには敵の性質を理解し、持っているスキルポイントを正しく振り、相手に取らせる行動まで計算しなければならない。
ここがエルマの「ゲーム知識による無双」を単純なチート能力とは違うものにしています。
アランダエイプの行動パターンを知っているエルマ
エルマが持っている最大の優位は、敵の特徴を知っていることです。
アランダエイプがどのような動きをするのか。
どの程度の間合いを持っているのか。
どんなスキルを使うのか。
何をさせれば、その後の選択肢が減るのか。
エルマは〈マジックワールド〉をやり込んだ経験から、これらを組み合わせて考えることができます。
ここが単なる「未来予知」とは違います。
未来の展開を暗記しているのではなく、敵のルールを知っているから、その場の状況に合わせて攻略手順を組み立てられるわけです。
ゲームでボスの行動パターンを知っていると、「次にこの攻撃が来るなら今は攻めない」「この技を先に使わせれば後半が楽になる」と判断できますよね。
アランダエイプ戦のエルマも、それに近い戦い方をしています。
ここから見えてくるのは、エルマの本当の武器は「知識の量」だけではないということです。
知っている情報を、その場で攻略手順へ変換する判断力まで含めて強いんですね。
スキルポイントを〈重鎧の誓い〉へ全振り
格上のアランダエイプを前に、エルマは手持ちのスキルポイントを〈重鎧の誓い〉へ投入します。
この「全振り」は、第2話を理解するうえで重要なポイントです。
なぜなら、エルマの強さは好きな能力を何でも自由に使えることではないからです。
スキルポイントには限りがあります。
どの能力を伸ばすかによって、戦える相手も攻略方法も変わってきます。
つまり前世の知識とは、単なる便利な裏技ではなく、限られたポイントで正解に近い育成ルートを選べることに価値があるんです。
私自身、ここが『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』ならではの気持ちよさだと感じます。
「能力をもらったから強い」のではなく、「能力の育て方を知っているから強くできる」。
同じ重騎士になった人が全員エルマのように戦えるわけではない、という点が面白いんですよね。
ディザームと城壁返しはどうつながる?アランダエイプ攻略の仕組み
アランダエイプ戦のポイントは、〈ディザーム〉で相手の攻撃力を下げ、〈城壁返し〉を成立させられる条件へ近づけることです。
ここを押さえると、「なぜレベル差2倍の格上に重騎士で勝負できたの?」という疑問がかなり分かりやすくなります。
〈重鎧の誓い〉を成長させたエルマは、〈ディザーム〉を活用します。
原作で描かれているスキル仕様では、〈ディザーム〉は斬りつけた相手の攻撃力を一定時間低下させる能力です。
1回で20%低下し、効果を重ねることも可能とされています。
エルマはこの効果を使い、真正面からステータス勝負をするのではなく、相手の攻撃力そのものを攻略可能な範囲まで落とす方向へ持っていきます。
この発想がとてもエルマらしいですよね。
「自分の防御力が足りないなら、さらに防御力を上げる」だけではなく、「相手側の攻撃力を下げれば同じ条件を作れる」と考えるわけです。
強敵を倒すというより、強敵を自分の得意な土俵まで引きずり込む戦い方だといえるでしょう。
わざと〈ポイゾ〉を使わせるのも攻略の一部
さらに面白いのが、アランダエイプが使う能力まで計算に含めていることです。
原作で描かれた攻略では、アランダエイプは状態異常を与える〈ポイゾ〉と、高い攻撃力につながる〈ファイアネイル〉を持っています。
エルマは相手のMPまで把握し、先に〈ポイゾ〉を使わせることで、その後の強力な攻撃手段を制限する流れを作ります。
ここまでくると「強いスキルを覚えたから勝った」というだけではありません。
- 相手との距離を調整する
- 行動パターンを利用する
- 先にMPを使わせる
- 〈ディザーム〉で攻撃力を下げる
- 自分の防御力が有利になる状況を作る
- 〈城壁返し〉へつなげる
一つひとつは小さな判断ですが、全部がつながっています。
第2話のアランダエイプ戦は、敵を倒す前に「敵を弱くする」工程から始まっているんですね。
「強敵なのにどうして勝てるの?」という疑問への答えは、主人公補正で押し切ったからではありません。
勝てる状態になるまで、戦闘条件そのものを組み替えているからと考えると分かりやすいでしょう。
〈城壁返し〉は格上にそのまま使える万能技ではない
ラーナ戦で活躍した〈城壁返し〉ですが、アランダエイプ相手に最初から同じことをすればよいわけではありません。
原作では、相手の攻撃を十分に抑えられなければ〈城壁返し〉の条件を満たせないことが示されています。
だからこそ、先に〈ディザーム〉で攻撃力を落とす必要がありました。
この仕組みはかなり重要です。
もし〈城壁返し〉が「どんな敵でも攻撃を受ければ反撃できる」だけの能力なら、重騎士は単純に反則級のクラスになってしまいます。
しかし実際には、発動させるまでの準備こそが攻略になっています。
エルマの知識は、その準備を最短で組み立てるために使われているんですね。
私はここに、本作がタイトルで掲げる「ゲーム知識で無双する」の意味がよく表れていると感じました。
無双という言葉から想像する「圧倒的な数値で押し切る戦い」とは少し違い、実際にはかなりゲーム攻略らしいロジックがあります。
むしろエルマは、自分より強い相手ほど「どうやって勝てる条件を作るか」を考えるタイプの主人公です。
そのため格上戦であるほど、ゲーム知識が物語上の武器として見えやすくなるんですね。
エルマはアランダエイプに勝つ?2話の結末とレベルアップ
結論からいうと、エルマはアランダエイプを攻略してレベルアップします。
ただし、毒の影響も受けており、完全な無傷勝利では終わりません。
この結末によって、ゲーム知識の強さと危うさが同時に描かれています。
エルマは敵のMPや攻撃パターンを読み、〈ディザーム〉で攻撃能力を抑えます。
さらに条件を整えて〈城壁返し〉へつなぎ、格上だったアランダエイプを攻略します。
原作の流れでは、戦闘後にエルマはレベル8から12まで上昇。
格上を相手にしたハイリスクな戦闘だからこそ、大きな経験値を得られる形です。
ここでエルマの狙いも見えてきます。
重騎士が低く評価される理由の一つは、攻撃性能が低く、効率よく敵を倒してレベルを上げにくいことです。
ならばエルマは、「普通の敵を少しずつ倒す」という世間の重騎士育成とは違うルートを選ぶ必要があります。
知識を使って格上を攻略できれば、通常より効率的に経験値を獲得できる。
つまりアランダエイプ戦は、目の前の敵を倒しただけではなく、エルマが重騎士を効率よく育てる方法を実行し始めた戦いでもあるんですね。
〈ポイゾ〉の毒が残ることで「知識=無敵」にはならない
ただし、エルマは〈ポイゾ〉を受けています。
攻略のために状態異常を受ける選択をした以上、戦闘が終わった瞬間にすべて解決するわけではありません。
ここは第2話でかなり好きな部分です。
エルマは確かに強い。
けれど、未来の危険をすべて消せる存在ではありません。
ゲーム知識は「危険をなくす力」ではなく、「危険を計算して勝率を上げる力」として描かれているように感じます。
この違いがあるから、今後さらに格上の敵が登場しても緊張感を残せるのでしょう。
知識があるからこそリスクまで理解できる一方、そのリスクを引き受けなければ攻略できない局面もある。
第2話はそのバランスをかなり早い段階で示しています。
アレスに助けられる展開にも意味がある
戦闘後、毒の影響が残るエルマにとって、アレスの存在が助けになります。
ここでも第2話は「主人公は知識があるから誰の力も必要ない」という方向へ進みません。
むしろ、一人で攻略できる能力を持ちながら、状況によっては他人の力が必要になると示しています。
これは今後の物語を考えるうえでも大切です。
本作はエルマのゲーム知識が中心ですが、冒険者として活動していけば、複数人で挑む依頼や役割分担が必要な戦闘も増えていきます。
実際、続く第3話は「大規模依頼(レイドクエスト)」。
冒険者ランクを上げるため、エルマはアンデッドの群れを率いるグールヘッドの討伐へ挑むことになります。
第2話で他人との接点を持ったことは、次の段階へ進む準備にも見えるんですね。
「追放された少年」から「冒険者」へ
第2話後半では、エルマの立場そのものも変わっていきます。
エドヴァン家にいた頃のエルマは、伯爵家の跡継ぎ候補でした。
しかし重騎士を発現したことで、その未来を失います。
そこだけを見ると「すべてを奪われた主人公」ですよね。
ところが第2話では、自分が持っている知識とクラスを使い、自分の力で次の道を選び始めます。
戦闘後の流れを経て、エルマは冒険者として活動していく段階へ進んでいきます。
ここが、このエピソードを単なるアランダエイプ討伐回では終わらせないポイントです。
第1話が「家から追放される話」なら、第2話は「追放された後に自分の人生を始める話」。
私はそう捉えると、この2話がシリーズ序盤で果たしている役割がすごく分かりやすいと思います。
エドヴァン家では「重騎士だったから未来を失った」。
しかし冒険者としての世界では、その重騎士とゲーム知識が新しい未来を作る武器になる。
同じ能力なのに、所属する場所と使い方が変わるだけで意味まで逆転しているんですね。
『追放された転生重騎士』2話の配信はどこで見られる?
『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』は、2026年7月2日からMBS/TBS系全国28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠で放送開始。毎週木曜深夜0時26分から、連続2クールで全国同時放送されています。
BS日テレでは2026年7月3日から、AT-Xでは7月4日から放送が始まりました。
配信についても複数のサービスが案内されています。
2026年8月27日時点で確認できる主な配信先は次のとおりです。
先行配信は7月2日深夜0時56分から。
- U-NEXT
- ABEMA
- アニメタイムズ
- アニメ放題
一斉配信は7月5日深夜0時56分から。
- dアニメストア
- dアニメストア for Prime Video
- dアニメストア ニコニコ支店
- DMM TV
- FOD
- FODチャンネル for Prime Video
- Hulu
- Lemino
- Disney+
- Netflix
- Prime Video
- J:COM STREAM
- TELASA
- milplus見放題パックプライム
- バンダイチャンネル
- ニコニコ
- TVer
- ふらっと動画
都度課金配信として、Google Play、YouTube、HAPPY!動画も案内されています。
ただし、ここは少し注意が必要です。
配信サービスのラインナップに作品名が含まれていることと、現在その地域・アカウントで第2話を視聴できることは必ずしも同じではありません。
たとえばNetflixの日本向け作品ページでは、2026年8月27日の確認時点で、この作品について現在視聴できない旨の表示が確認できます。
また、TVerのように公開期間が設定される見逃し配信では、放送から時間が経過すると特定の話数が配信終了になることもあります。
そのため「今すぐ第2話を見たい」という場合は、サービス名だけで判断せず、利用する配信サービス内で作品名と第2話「脅威の猿蜘蛛」を直接確認するのがおすすめです。
配信状況や視聴条件は変更される場合がありますので、最終的には各サービスの最新表示を確認してくださいね。
なお、2026年8月27日時点ではテレビ放送もすでに第2話より先へ進んでいます。
これから作品を追いかける方にとっては、リアルタイム放送だけでなく、過去話をまとめて確認できる配信サービスのほうが第2話へ入りやすいでしょう。
2話「脅威の猿蜘蛛」は何が重要?追放系としての違いを考察
ここからは事実関係を踏まえたうえで、第2話が作品全体でどんな意味を持つのか、私なりに考えてみます。
私が第2話で特に面白いと感じたのは、エルマが一度の勝利で周囲を一気にひれ伏させる「即時逆転型」の追放物語にはなっていないことです。
もちろん、重騎士を低く評価したエドヴァン家と、実際には強力な運用法を知るエルマという大きな認識差があります。
ただし第2話の段階では、「世間が全員間違っていて、今日からエルマが英雄扱いされる」という展開にはなりません。
社会に根付いた重騎士への低評価は、そのまま残っています。
だからこそ今後は、エルマが一つひとつ実績を積み上げるたびに、世界の常識と実際の性能とのズレが浮き彫りになっていくのでしょう。
これは一度の逆転だけで終わる物語より、長く成長を描きやすい構造です。
重騎士の強さより「評価されていない理由」が面白い
もう一つ注目したいのが、重騎士が秘密の伝説級クラスというわけではないことです。
この世界の人々も、重騎士が何をするクラスかは知っています。
防御に特化し、敵を引きつけ、味方を守る。
それでも攻撃性能の低さやレベル上げの難しさから、「欠陥」と評価されています。
つまり隠されていた能力が突然発見されたのではなく、知られている情報から導き出した評価そのものが間違っているんです。
エルマだけはゲーム経験から、スキルツリーの先や相性、発動条件まで含めて見ています。
これは、たとえるなら「商品説明だけを読んで性能を判断している人」と「何百時間も実際に使い込んだ人」の差に近いのかもしれません。
表面上の数字だけでは分からない強さがある。
第2話は、そのズレを戦闘で具体的に見せています。
そして私は、ここに本作の「追放」設定の面白さがあると考えています。
エルマを追放した側が必ずしも「重騎士というクラスの基本性能すら知らなかった」わけではありません。
むしろ一般常識に従えば、重騎士を低く評価すること自体には理由がある。
しかし、その常識の外側にある育成ルートをエルマだけが知っている。
「知らないから間違えた」のではなく、「知っている範囲が狭かったから判断を誤った」という構図なんですね。
アレスを置くことでエルマの強さが客観化される
私は、アレスの存在も第2話を成立させる大事な要素だと考えています。
もしエルマが一人で森へ入り、一人でラーナを倒し、一人でアランダエイプを攻略して終わっていたら、視聴者が比較できる基準はほとんどありません。
そこでアレスがいます。
一般的な冒険者であるアレスが危険だと判断する。
エルマを心配する。
そして実際の戦闘を見て認識を変える。
この過程によって、エルマの判断がこの世界の普通からどれだけ外れているのかが自然に伝わります。
主人公自身に「俺はすごい」と説明させすぎず、第三者の反応で強さを見せる。
これはかなり見やすい演出だと感じました。
しかもアレスが単純な「主人公を見下す役」ではないことも大切です。
目の前の事実を見れば考えを変える人物だからこそ、「普通の冒険者から見てもエルマはおかしいほど強い」という情報に説得力が生まれます。
本当の「無双」はステータスではなく判断速度にある
タイトルには「ゲーム知識で無双する」とあります。
第2話を見ると、その「無双」は圧倒的な攻撃力だけを指しているわけではなさそうです。
敵の情報を思い出す。
スキルポイントの振り先を即座に決める。
敵に特定の行動を取らせる。
攻撃力を低下させる。
そして〈城壁返し〉が成立する状態へ持ち込む。
この判断を迷わず実行できること自体が、エルマの大きなアドバンテージです。
普通なら何度も失敗して覚える攻略法を、エルマは前世ですでに経験しています。
言い換えるなら、エルマが持ち込んだ最大の資産は「攻略本」ではなく、何百回もの試行錯誤を終えたプレイヤーとしての経験なのかもしれません。
ここは本作を見るうえで、かなり重要な視点になりそうです。
情報そのものは覚えていても、戦闘中に迷っていては活用できません。
「この敵ならこのスキル」「このMPなら次はこの行動」「今ならポイントをここに使う」と即座に結論を出せる。
その判断までに必要な時間を前世で済ませていることこそ、エルマ最大の優位なのではないでしょうか。
アランダエイプ戦は「重騎士の弱点を消した」のではない
もう一つ、私は第2話を見ていて重要だと感じる点があります。
エルマは重騎士の弱点を魔法のように消したわけではありません。
攻撃性能が低い。
育成しづらい。
発動条件を整えなければ強力な反撃を使えない。
こうした弱点そのものは残っています。
エルマがやっているのは、弱点を存在しないことにするのではなく、弱点が問題になりにくい戦い方を選んでいることです。
これは今後のバトルにもつながる面白さだと思います。
敵が変われば、同じ攻略手順がそのまま通用するとは限りません。
だからこそ、「次の敵にはどんな知識を使うの?」という楽しみが生まれます。
単純に新しい得意技が増えていくだけでなく、敵ごとに最適解を組み直す余地があることが、本作の戦闘の強みではないでしょうか。
まとめ|『追放された転生重騎士』2話は「弱いクラス」の常識を攻略で覆す回
『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』第2話「脅威の猿蜘蛛」では、エルマが〈城壁返し〉でラーナの群れを退けた後、レベル差2倍のアランダエイプと対峙します。
格上の相手に対し、エルマは手持ちのスキルポイントを〈重鎧の誓い〉へ全振り。
さらに〈ディザーム〉などを使って相手の攻撃能力を下げ、重騎士の防御力と〈城壁返し〉を生かせる状況を自分で作っていきます。
大切なのは、「重騎士だから最初から圧倒的に強い」のではないことです。
敵の特性、MP、スキル、発動条件、ポイント配分を理解しているエルマだから、重騎士を強く使える。
第2話は、その違いを初めて本格的な格上戦で示したエピソードでした。
そしてアランダエイプ戦を経たエルマは、エドヴァン家を追放された少年から、自分の知識を武器に歩く冒険者へと変わり始めます。
続く第3話「大規模依頼(レイドクエスト)」では、冒険者ランクを上げるため、今度は複数の冒険者が関わる戦いへ進んでいきます。
第2話は派手な強敵攻略回であると同時に、エルマの「第二の人生」が本当の意味で始まる回だったのではないでしょうか。
また、「ゲーム知識で無双する」というタイトルの意味が、単純なステータス差ではなく、情報・育成・戦術・判断速度の積み重ねにあると示した点も見逃せません。
ここを理解しておくと、第3話以降のエルマがなぜ常識外れの判断を次々と選べるのか、より楽しみやすくなりますよ。
よくある質問
『追放された転生重騎士』2話のタイトルは?
第2話のタイトルは「脅威の猿蜘蛛」です。
エルマが〈城壁返し〉でラーナの群れを退けた後、レベル差2倍の凶悪な魔物アランダエイプへ挑む展開が中心になっています。
アランダエイプに勝てたのはなぜ?
エルマが前世の〈マジックワールド〉で得た知識を使い、敵の能力を下げてから重騎士の強みを発揮できる状態を作ったためです。
〈重鎧の誓い〉へスキルポイントを集中させ、〈ディザーム〉で攻撃力を落とし、アランダエイプの行動やMPまで利用することで、単純なレベル差だけでは決まらない戦いへ持ち込みました。
〈ディザーム〉はどんなスキル?
原作で描かれる〈ディザーム〉は、攻撃した相手の攻撃力を一定時間低下させるスキルです。
1回で20%低下し、効果を重ねることもできるため、エルマはアランダエイプの攻撃力を下げ、〈城壁返し〉につなげられる条件を作っていきます。
エルマはアランダエイプ戦で何レベルになった?
原作の流れでは、アランダエイプ攻略後にエルマはレベル8から12へ上昇します。
重騎士の弱点とされるレベル上げの難しさを、ゲーム知識による格上狩りで補っている点も、第2話の重要なポイントです。
『追放された転生重騎士』2話はどこで配信されている?
2026年8月27日時点では、U-NEXT、ABEMA、アニメタイムズ、アニメ放題の先行配信に加え、dアニメストア、DMM TV、Hulu、Prime Video、Disney+、TVerなど多数のサービスが配信先として案内されています。
ただし地域・サービス・公開期間によって実際の視聴可否には違いがあります。利用するサービス内で第2話「脅威の猿蜘蛛」の最新配信状況を確認してください。
第2話の次は何が始まる?
続く第3話は「大規模依頼(レイドクエスト)」です。
エルマは冒険者としてさらに前へ進み、アンデッドの群れを率いるグールヘッドを相手に、多くの冒険者が参加する大規模な戦いへ関わっていくことになります。



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