アニメ『領民0人スタートの辺境領主様』の主要声優は、ディアス役・松田健一郎さん、アルナー役・若山詩音さんをはじめ15名です。
「主人公やヒロインの声優は誰?」「どのキャラクターを演じている?」「ほかの出演作も知りたい」という方に向けて、キャスト一覧から担当キャラクターの立場、代表作、演技で注目したいポイントまでまとめました。
『領民0人スタートの辺境領主様』の声優・キャスト一覧
『領民0人スタートの辺境領主様』の公式サイトに掲載されている主要キャストは、全部で15名です。
まずは「キャラクター名と声優だけ早く確認したい」という方のために、一覧で整理します。
キャラクター 声優 キャラクターの立場
ディアス 松田健一郎 領民0人の土地を与えられた救国の英雄
アルナー 若山詩音 蒼い角を持つ鬼人族の女性
クラウス 坂泰斗 戦争時代のディアスの元部下
セナイ 伊藤美来 行商人に保護されていた双子の姉
アイハン 白石晴香 行商人に保護されていた双子の妹
エルダン 福山潤 カスデクス領を治める領主
フランシス 安田陸矢 人の言葉を理解するメーア
フランソワ 阿保まりあ 鬼人族と暮らすメーア
モール くじら 鬼人族の族長
ディアーネ 日笠陽子 王位継承争いに関わる第3王女
エイマ 東山奈央 知性に優れた大耳跳び鼠人族
カニス 津田美波 仲間思いな犬人族大型種の女性
リチャード 寺島拓篤 次期国王候補とされる第1王子
マイザー 千葉翔也 利益を重視する第2王子
ゾルグ 熊谷健太郎 アルナーの兄である鬼人族の青年
主人公とヒロインだけでなく、鬼人族、獣人族、王族、さらにはメーアと呼ばれる動物にまで、それぞれ声優が起用されています。
本作は、タイトル通り「領民0人」から始まったディアスの土地へ、少しずつ人や仲間が集まっていく物語です。そのため、最初に役名と立場を整理しておくと、誰がディアスの仲間で、誰が鬼人族で、誰が王国側の人物なのかを理解しやすくなりますよ。
そしてアニメならではの面白さは、人口が増えるだけではなく「声が増えていく」ことにもあります。
静かな草原しかなかった場所に、アルナーの声、双子の声、鬼人族の声、メーアの鳴き声が重なっていく。この変化そのものが、領地が少しずつ「暮らしの場所」になっていくことを耳でも感じさせてくれるのではないでしょうか。
主人公ディアス役の声優は松田健一郎
主人公ディアス役を担当するのは、松田健一郎さんです。
ディアスは、長く続いた戦争で大きな武勲を立て、「救国の英雄」と呼ばれるようになった大柄な戦士です。
国王から戦争の褒美として与えられたのは、家も住民もいない広大な土地「ネッツロース」。戦場では多くの人を救った英雄でしたが、いざ領主になってみれば、何から始めればよいのかも分かりません。
ここがディアスという主人公の面白いところですよね。
大きな戦斧を扱えるほどの力を持つ一方で、性格は誠実で素朴。政治的な駆け引きに長けているわけでも、最初から領地経営の知識を備えているわけでもありません。
それでも、人間か亜人かという違いで相手を判断せず、目の前の相手にまっすぐ向き合います。この姿勢が、何もなかった辺境へ人が集まっていく物語の土台になっています。
松田健一郎さんは、『僕のヒーローアカデミア』のギャングオルカ役や、『SPY×FAMILY』のボンド・フォージャー役などで知られる声優です。
低く厚みのある声には、体格の大きな人物にふさわしい力強さがあります。その一方で、落ち着きや包容力を感じさせる演技も印象的ですよね。
ディアス役で特に注目したいのは、「英雄らしさ」と「領主初心者らしさ」の両立です。
戦場の話になれば頼もしいのに、暮らしのこととなると不器用。圧倒的な強さを持っているのに、困っている人を前にすると損得を考えず手を差し伸べる。
外見だけを見れば近寄りがたい大男ですが、会話を聞けば「あ、この人なら大丈夫そう」と感じられる人物です。
筆者としては、この外見と内面のギャップを自然に伝えられることが、松田健一郎さんとディアスの相性のよさにつながっていると感じています。
ヒロイン・アルナー役の声優は若山詩音
アルナー役を担当するのは、若山詩音さんです。
アルナーは、頭部に蒼い角を持つ鬼人族の女性。何もない草原で困っていたディアスと出会い、彼を鬼人族の村へ案内します。
アルナーは角を使った魔法「魂鑑定」により、相手の本質を確かめることができます。
ディアスが周囲に幸福や恵みをもたらす人物だと判断したことが、人間であるディアスと鬼人族との交流が始まる大きなきっかけとなりました。
つまりアルナーは、単なるヒロインというだけではありません。
ディアスと鬼人族を結ぶ最初の橋渡し役であり、「領民0人だった場所に他者を迎え入れる物語」を動かす重要人物です。
公式のキャラクター設定では行動力があり、ディアスの領地で始まる新しい暮らしにも深く関わっていく人物として描かれています。
若山詩音さんは、『ダンダダン』の綾瀬桃役や、『リコリス・リコイル』の井ノ上たきな役などで知られています。
芯の強い人物を演じるときの張りのある声と、心の揺れを大げさにせず静かに伝える繊細さが魅力です。
アルナーも、自分の考えをはっきり伝えられる強さを持ちながら、ディアスや家族、鬼人族の仲間を大切にする温かさを備えています。
最初はディアスがどんな人物なのかを見極めようとするアルナー。その警戒や慎重さが、相手の誠実さを知るにつれてどう変化していくのか。
若山詩音さんが声の調子や会話の間によって「距離が縮まる瞬間」をどう描くのかは、本作を見るうえで注目したいポイントです。
ディアスの仲間と鬼人族を演じる声優
ディアスの土地には、過去に縁のあった人物や、新しい居場所を求める人々が少しずつ集まってきます。
ここでは、領地での暮らしを支える仲間と、アルナーをはじめとする鬼人族のキャストを詳しく見ていきましょう。
クラウス役は坂泰斗
クラウス役を担当するのは、坂泰斗さんです。
クラウスは、戦争中にディアスの部下として行動していた人物です。終戦後も兵士として王国に残っており、英雄として名を上げる以前からディアスを知る貴重な存在でもあります。
ディアスは辺境では「救国の英雄」として見られますが、クラウスは戦場で実際に彼と時間を過ごしてきました。
そのため、ほかの人物とは少し違う距離感でディアスを見る人物としても注目したいですね。
坂泰斗さんは、『俺だけレベルアップな件』の水篠旬役や、『ゆびさきと恋々』の波岐逸臣役などで知られています。
落ち着いた青年役から、内側に強い意志を秘めた人物まで演じ分けられる声優です。
クラウス役では、元部下としての敬意だけでなく、長く行動を共にしたからこその親しみやすさがどう表れるのかにも注目です。
セナイ役は伊藤美来
双子の姉・セナイ役を担当するのは、伊藤美来さんです。
セナイは、森で両親を亡くした後、妹のアイハンとともに行商人に保護されていた少女です。
新しい居場所を得ていくセナイとアイハンの存在は、ディアスの土地が単なる「領地」ではなく、事情を抱えた人でも安心して暮らせる共同体へ変わっていくことを象徴しています。
伊藤美来さんの代表作には、『五等分の花嫁』の中野三玖役や、『BanG Dream!』の弦巻こころ役などがあります。
控えめな感情表現から明るく元気な役まで幅広く演じており、セナイが抱える不安と、新しい生活に慣れていく喜びの両方を丁寧に伝えてくれそうです。
子どもの存在は、開拓物語に「未来」を感じさせるものでもあります。
土地を広げるだけではなく、子どもが笑って暮らせる場所になっていくこと。その変化をセナイの声から感じられるかもしれませんね。
アイハン役は白石晴香
双子の妹・アイハン役を担当するのは、白石晴香さんです。
アイハンもセナイと同じく、両親を失った後に行商人に保護されていました。
同じ境遇の双子ですが、それぞれ別の声優が起用されています。見た目や立場が似ているからこそ、声によって性格や反応の違いが分かりやすくなる点にも注目したいですね。
白石晴香さんは、『ゴールデンカムイ』のアシㇼパ役や、『姫様“拷問”の時間です』の姫役などで知られています。
元気で表情豊かな演技はもちろん、幼い人物が抱える寂しさや不安も自然に表現できる声優です。
伊藤美来さん演じるセナイと白石晴香さん演じるアイハンが、声だけでも「似ているけれど違う姉妹」としてどう聞こえるのか。双子の掛け合いも楽しみの一つになりそうです。
モール役はくじら
鬼人族の族長モール役を担当するのは、くじらさんです。
モールは、額の角を使って魔法を扱う鬼人族の族長です。
領主としての知識を持たないディアスを気にかけ、暮らしや土地づくりについて助言します。
ディアスは戦いの専門家ではあっても、領地経営については初心者です。その不足を、現地で暮らしてきたモールたちの知恵が補っていくところも本作の重要なポイントでしょう。
くじらさんは、『NARUTO-ナルト-』の大蛇丸役や、『銀魂』のお登勢役などで知られています。
一度聞くと忘れにくい存在感のある声は、村をまとめる族長という立場にもよく合います。
ただ威厳があるだけではなく、若い世代やディアスを見守る頼もしさまでどう表現されるのか、じっくり聞いてみたいですね。
ゾルグ役は熊谷健太郎
ゾルグ役を担当するのは、熊谷健太郎さんです。
ゾルグは、アルナーの兄である鬼人族の青年です。
荒っぽいところがありますが、家族や仲間を大切にする気持ちは強く、アルナーと親しくなるディアスにも警戒心を向けます。
妹を大切にしているからこそ、突然現れた人間の大男を簡単には信用できない。そう考えると、ゾルグの態度にも理由が見えてきますよね。
熊谷健太郎さんは、『ダンジョン飯』のライオス役や、『アイドルマスター SideM』の握野英雄役などで知られています。
力強さの中に人のよさを感じさせる声が魅力です。
ディアスに向ける不信感と、アルナーを心配する兄としての感情。この二つを単なる敵意にせず、どう演じ分けるのかが見どころになります。
エルダンや亜人、メーアを演じる声優
『領民0人スタートの辺境領主様』には鬼人族だけでなく、大耳跳び鼠人族や犬人族など、さまざまな種族が登場します。
それぞれ能力や生活上の役割が異なり、ディアスの領地が発展していくうえで欠かせない存在となっていきます。
エルダン役は福山潤
エルダン役を担当するのは、福山潤さんです。
エルダンはカスデクス領を治める領主で、人間と亜人が共に暮らせる社会を目指しています。
救国の英雄であるディアスを慕っており、領地経営という点ではディアスの先輩にあたる人物です。
何も知らないところから領主として歩き始めるディアスにとって、すでに領地を治めているエルダンの存在は大きいですよね。
福山潤さんの代表作には、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ役や、『おそ松さん』の松野一松役などがあります。
知的で威厳のある声から、軽快で親しみやすい演技まで幅広く、領主としての頼もしさと人間味を持つエルダンに合った配役です。
同じ「領主」という立場でも、経験のあるエルダンと初心者のディアスでは空気が異なります。その差が松田健一郎さんと福山潤さんの会話によってどのように表現されるのかも楽しみですね。
エイマ役は東山奈央
エイマ役を担当するのは、東山奈央さんです。
エイマは、長い耳と小さな体を持つ大耳跳び鼠人族です。
素早く動けるだけでなく知性にも優れ、読み書きができる人物として紹介されています。
開拓というと、家を建てたり畑を耕したりする力仕事を想像しやすいですが、領地が発展するほど記録や情報、知識も必要になります。
その意味で、読み書きができるエイマは「知恵」の面から暮らしを支える存在と見ることができます。
東山奈央さんは、『ゆるキャン△』の志摩リン役や、『ニセコイ』の桐崎千棘役などで知られています。
明るい声から落ち着いた知的な声まで自然に使い分けられるため、機敏さと賢さを併せ持つエイマの魅力が伝わりやすいでしょう。
カニス役は津田美波
カニス役を担当するのは、津田美波さんです。
カニスは犬人族大型種の女性で、カスデクス領では犬人族小型種の世話をしています。
明るく人懐っこい性格で、仲間や家族を大切にする人物です。
津田美波さんは、『ゆるゆり』の船見結衣役や、『アイカツスターズ!』の白鳥ひめ役などで知られています。
さっぱりとした話し方と、面倒見のよい温かさを表現できる声優なので、カニスの頼れるお姉さんらしさにも期待できます。
異なる種族が一緒に暮らす本作では、「誰が強いか」だけではなく「誰が誰を支えているか」も大切です。
カニスのように誰かの世話をする人物がいることで、領地の生活感がぐっと増していくのではないでしょうか。
フランシス役は安田陸矢
フランシス役を担当するのは、安田陸矢さんです。
フランシスは、人間の言葉を理解できる動物「メーア」です。
鬼人族の村では家族のように扱われ、体毛を提供することで人々の生活を支えています。
安田陸矢さんは、『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』のミュリン役や、『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』の万座太子役などで知られています。
フランシスは人間のキャラクターのように長い会話をする役とは限りません。
だからこそ、短い声や息づかい、反応だけで「今うれしいのかな」「警戒しているのかな」と性格を伝える演技が重要になりそうです。
動物キャラクターに個別の声優が起用されることで、メーアが単なる背景ではなく、物語の中で生きている存在として感じられるのも面白いところですね。
フランソワ役は阿保まりあ
フランソワ役を担当するのは、阿保まりあさんです。
フランソワも、フランシスと同じく鬼人族と共に暮らすメーアです。
穏やかな性格で、人の言葉を理解しながら村の生活を支えます。
同じ種類のメーアでありながら、フランシスとフランソワに別々の声優が起用されている点は、本作のキャスティングで特に興味深いところです。
「動物だから同じような声でいい」とはせず、それぞれに異なる個性を与えようとしていることがうかがえます。
筆者としては、この配役から、メーアを背景の一部としてではなく、鬼人族と生活を共にする一員として丁寧に描こうとする姿勢を感じます。
王位継承争いに関わる王族の声優
『領民0人スタートの辺境領主様』には、穏やかな開拓生活だけでなく、王位継承を巡る王族の動きも描かれます。
辺境での暮らしだけを想像していると意外に感じるかもしれませんが、ディアスは「救国の英雄」です。
本人が政治を望んでいなくても、その知名度や影響力を王族が無視できないことが、物語にもう一つの緊張感を生み出しています。
公式のキャラクター紹介で示されている設定をもとに、王族3名のキャストを見ていきましょう。
ディアーネ役は日笠陽子
第3王女ディアーネ役を担当するのは、日笠陽子さんです。
ディアーネは王位継承争いの中で自分の立場を強めるため、救国の英雄であるディアスの力を求めて接触する人物です。
ディアス自身は素朴な性格ですが、周囲から見れば戦争を勝利へ導いた英雄。
その人物がどの王族に味方するかは、王位継承争いにおいて無視できない要素になると考えられます。
日笠陽子さんは、『けいおん!』の秋山澪役や、『キングダム』の羌瘣役などで知られています。
気品のある女性から、意志の強い戦士、コミカルな人物まで演じ分けられるため、王女としての品格と行動力を持つディアーネに説得力を加えてくれます。
単純に「強い王女」としてではなく、立場や目的を背負った人物としてどんなニュアンスを加えるのかが注目点です。
リチャード役は寺島拓篤
第1王子リチャード役を担当するのは、寺島拓篤さんです。
リチャードは優れた頭脳を持ち、努力も怠らない次期国王の有力候補です。
国内の問題を解決するため、水面下で行動している人物として紹介されています。
寺島拓篤さんの代表作には、『うたの☆プリンスさまっ♪』の一十木音也役や、『転生したらスライムだった件』の三上悟役があります。
知的で落ち着いた話し方の中に、覚悟や計算をにじませられる声優です。
表面上は理想的な王子に見える人物でも、王位を巡る状況では考えなければならないことが増えていきます。
リチャードの判断にどんな意図があるのかを、声のわずかな変化から想像してみるのも面白そうですね。
マイザー役は千葉翔也
第2王子マイザー役を担当するのは、千葉翔也さんです。
マイザーは金銭と利益を重視し、王位継承争いに参加する人物です。
リチャードとは判断基準が異なり、兄弟間の価値観の違いも物語に緊張感をもたらします。
千葉翔也さんは、『ようこそ実力至上主義の教室へ』の綾小路清隆役や、『青のオーケストラ』の青野一役などで知られています。
感情を抑えた冷静な演技や、内側に強い目的意識を持つ人物の表現に定評があります。
マイザーについては「利益を重視する」という設定だけを見て、すぐ悪役と決めつけないほうが作品を楽しめそうです。
なぜ利益を重視するのか、何を得ようとしているのか。そうした人物の考え方まで声によって感じられるかが見どころでしょう。
声優キャストから分かる本作の3つの注目点
ここからは、公式に発表されているキャラクター設定と配役を踏まえた筆者の考察です。
アニメで描かれる範囲や今後の展開について、公式に明らかになっていない部分は断定せず、キャスティングから読み取れる魅力を見ていきます。
1.ディアスとアルナーの声の対比
ディアス役の松田健一郎さんは、低く落ち着いた力強い声が印象的です。
一方、アルナー役の若山詩音さんは、若々しさと芯の強さを感じさせる演技に魅力があります。
この対照的な二つの声は、体格も種族も異なる二人が、少しずつ信頼を築いていく物語と相性がよいと考えられます。
戦場で多くの経験を積みながら生活面では不器用なディアスと、辺境での暮らしをよく知るアルナー。
いわば一方的にどちらかが相手を助けるのではなく、それぞれ得意なものを持ち寄って暮らしを作る関係です。
その違いが声にも表れることで、会話だけでも二人の立場や個性を理解しやすくなるでしょう。
2.仲間が増えるほど「暮らしの音」が豊かになる
本作のキャストには、戦士や王族だけでなく、孤児の双子、読み書きができる亜人、世話好きな犬人族、メーアまで含まれています。
この配役からは、領地の発展を人口や建物の数だけで見せるのではなく、異なる声を持つ者たちが一緒に暮らし始める過程として表現しようとする面白さを感じます。
人が増えれば、話し声や笑い声が増えます。
意見の違いも生まれますし、子どもの声、動物の声、仕事中のやり取りなど、生活の音も増えていきますよね。
タイトルでは「領民0人」だった土地に、一人ずつ固有の声が加わっていく。
これは小説や漫画では想像する部分だったものを、アニメでは実際の音として体験できるということです。
個人的には、派手な戦闘だけではなく、こうした「何もなかった土地がにぎやかになっていく音の変化」こそ、本作のアニメ化で楽しみにしたい部分だと感じています。
3.温かな開拓生活と王族の緊張感を声で分けられる
ディアスの周辺には、くじらさん、伊藤美来さん、白石晴香さん、東山奈央さんなど、親しみや温かさを表現できる声優がそろっています。
一方、王族には日笠陽子さん、寺島拓篤さん、千葉翔也さんが起用されており、立場や本音を探り合う会話にも期待できる布陣です。
この違いによって、辺境での穏やかな日常と、王都に関わる政治的な緊張感が、声の空気からも分かりやすく切り替えられると考えられます。
ディアス自身は英雄でありながら、望んで政治の中心へ進もうとする人物ではありません。
それでも王族から見れば、その存在には利用したくなるほどの価値があります。
つまり本作では、ディアスが作ろうとする小さな暮らしと、国家規模の思惑が同時に動いているわけです。
このスケールの違いを声優陣が演じ分けることで、日常パートと政治パートの空気がさらに鮮明になりそうです。
ただし、王族に関する物語がアニメでどこまで描かれるかは、話数や構成によって変わります。
出演が発表されていることだけを根拠に、アニメの結末や原作のどこまで進むのかを断定しないよう注意したいですね。
『領民0人スタートの辺境領主様』の放送・配信情報
TVアニメ『領民0人スタートの辺境領主様』は、2026年7月10日からTOKYO MXほかで順次放送されています。
また、Prime Videoではテレビ放送に先駆け、2026年7月3日から先行配信が案内されました。
テレビ放送より先に配信で作品を楽しめる形だったため、原作ファンだけでなく「配信で気軽に新作アニメを見たい」という方にもチェックしやすい作品ですね。
ただし、放送時刻や配信状況は変更される場合があります。
配信対象となる話数や視聴条件などもサービスごとに変わる可能性があるため、実際に視聴する際は公式サイトや各配信サービスの最新情報をご確認ください。
原作は風楼さんによるアース・スターノベルの小説で、キャラクター原案はキンタさん、コミカライズはユンボさんが担当しています。
小説で描かれてきた「何もない場所から暮らしを作る楽しさ」が、アニメでは声と動きによってどのように表現されるのかも見どころです。
本記事では声優・キャストを中心に紹介しているため、スタッフや主題歌などの詳しい制作情報は割愛しています。
キャストを知ってから見ると何が面白い?筆者の考察
『領民0人スタートの辺境領主様』の声優陣を眺めていて、筆者が特に面白いと感じるのは、「強い人物」だけに有名声優を集めたキャスティングではないことです。
主人公や王族だけではなく、双子の少女や亜人、鬼人族の族長、さらにはメーアにも個別の声優が配置されています。
これは本作が、英雄ディアス一人の強さだけで進む物語ではないことともつながっています。
ディアスは戦場では圧倒的に頼れる存在ですが、領地づくりでは知らないことばかりです。
鬼人族には鬼人族の知恵があり、エルダンには領主としての経験があり、エイマには知性があり、カニスには人を支える力があります。
一人の万能な主人公がすべてを解決するのではなく、得意なことが違う者たちが集まることで、暮らせる場所ができていくのです。
私はここが、本作を単なる異世界開拓ものとして片づけられない魅力だと考えています。
家事や子育てをしていても、「自分一人で全部やらなくていい」と実感する瞬間がありますよね。
ディアスの領地も同じで、最初は何もなくても、人が加わり、その人ができることを持ち寄るたびに、少しずつ暮らしが形になっていきます。
そしてアニメでは、その「一人増えた」という変化を、声優という形ではっきり感じ取れます。
セナイとアイハンが加われば子どもの声が増え、エイマやカニスが加われば種族の違う会話が生まれ、フランシスやフランソワがいれば人間以外の存在まで生活の一部として聞こえてきます。
領民0人から始まる作品だからこそ、キャストが増えること自体に物語的な意味がある。
これは、ほかの大人数キャラクター作品とは少し違った、本作ならではの声優の楽しみ方ではないでしょうか。
また、王族キャストの豪華さも見逃せません。
辺境だけを見ていると穏やかな生活物語ですが、ディアスが「救国の英雄」である以上、国家から完全に切り離された存在にはなれません。
ディアーネ、リチャード、マイザーという王族が登場することで、「自分たちの暮らしを作りたいディアス」と「英雄の力を政治的に見ている側」の温度差が生まれます。
筆者としては、この温度差こそ今後のドラマをより面白くする要素だと感じています。
豪快な戦士なのに権力欲が薄いディアスが、政治的な思惑に対してどんな反応を見せるのか。
松田健一郎さんの落ち着いた演技と、日笠陽子さん、寺島拓篤さん、千葉翔也さんら王族キャストの会話が交わる場面では、辺境の日常とは違う緊張感を楽しめそうです。
一方で、声優の知名度だけでキャラクターの重要度や今後の展開を決めつけるのは避けたいところです。
アニメは脚本や構成、演出によって原作の見せ方が変化します。キャストを手がかりに「この人物はどんな役割なんだろう」と想像しつつ、実際の物語で確かめていくくらいが一番楽しいと思います。
まとめ
アニメ『領民0人スタートの辺境領主様』では、公式サイト掲載の主要キャストとして15名の声優が発表されています。
主人公ディアス役は松田健一郎さん、ヒロインのアルナー役は若山詩音さんです。
そのほか、クラウス役の坂泰斗さん、セナイ役の伊藤美来さん、アイハン役の白石晴香さん、エルダン役の福山潤さん、モール役のくじらさんなど、幅広い役柄を演じてきた声優がそろっています。
さらに、メーアのフランシスとフランソワにも個別の声優が起用され、王位継承争いに関わる王族には日笠陽子さん、寺島拓篤さん、千葉翔也さんが配役されました。
本作で面白いのは、領民が一人もいなかった土地に、異なる種族や立場の人物が集まり、それぞれ固有の「声」が増えていくところです。
戦闘で無双する英雄だけを見るのではなく、アルナーや鬼人族、双子、亜人、メーアたちとの会話にも耳を傾けると、何もなかった辺境が少しずつ「みんなの暮らす場所」になっていく変化をより深く感じられるでしょう。
声優と担当キャラクターの関係を先に確認しておけば、温かな開拓生活と王位継承争いが交わる物語にも、より入りやすくなりますよ。
よくある質問
『領民0人スタートの辺境領主様』のディアス役は誰ですか?
ディアス役は松田健一郎さんです。
ディアスは戦争で大きな功績を挙げた救国の英雄ですが、褒美として領民も建物もない土地「ネッツロース」を与えられ、領主として新しい人生を始めます。
アルナー役の声優は誰ですか?
アルナー役は若山詩音さんです。
アルナーは蒼い角を持つ鬼人族の女性で、「魂鑑定」によってディアスの本質を見抜き、人間であるディアスと鬼人族との交流を始めるきっかけを作ります。
『領民0人スタートの辺境領主様』の主要キャストは全部で何人ですか?
公式サイトに掲載されている主なキャストは15名です。
人間や鬼人族、亜人、王族に加え、人の言葉を理解するメーアにもそれぞれ声優が起用されています。
執筆:桜木彩葉(エンタメ・趣味ナビゲーター)



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